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10月15日-18日に台北で開催されたMOC2018(The 23rd MICROOPTICS CONFERENCE)で岩本グループからの論文がBest paper awardを受賞しました。本論文はInAs量子ドットを埋め込んだGaAsスラブ上にバレーフォトニック結晶導波路を作製し、急峻な曲げにも強い光伝搬の観測について報告したものです。

関連リンク
http://moc2018.ntust.edu.tw/index.php

テーマは、「テラヘルツ技術の開拓によるナノ構造の電子物性解明の先導的研究」で、授賞式と記念講演会は、11月につくば国際会議場(つくば市)で開かれる予定です。

関連リンク
http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/ja/news/2977/

近年ナノスケールの構造を製作、観測する手法は急速に発達しています。このナノスケールの世界での光と物質の相互作用を探求し、実際の応用に結び付くマクロなサイズの対象を、ナノレベルから理解することは大変意義深く、新学術分野の展開、新産業分野の創出への貢献が期待されます。ナノ領域においては、物理・化学・物質科学等はもはや独立の学問分野ではなく、その分野融合が不可欠となります。本センターは、各研究室の相互協力により、ナノ科学と光・エレクトロニクス、物質工学の融合による新分野の開拓に取り組み、その成果を工学諸分野に応用することを狙いとしています。